親戚たちと、米の売り方を話し合いました

 

年末年始、

母方の実家に行った時の写真。

 

 

都会の人が、のどかでいいね💕

と、コメントをくださるような、

本当に広大な土地。

 

畑が広がっています。

 

慣れている人間からすると、

何もない街。

というだけだったりもしますが

すごく癒されはします。

 

母方の実家は、

鹿児島県肝属郡肝付町高山地区の大窪部落

という、とにもかくにも、山奥にあります。

 

携帯の電波もほぼ入りません、

(なぜか、a社だけは少し入る。笑)

 

 

 

そして、

人里離れた集落的な場所なので

親戚どおしのつながりが

とても”強い” です。

 

 

お正月、お盆になると

必ずと言っていいほど、

 

母の兄妹、そして、

その子供たち(つまり僕ら兄妹と、従兄弟)が

 

一同集結しますし、

(15人ほどの若者と、10人ほどの高齢者で賑わいます)

 

 

イベントがあるとなれば

各地方から、親戚が集まり、催す。

 

 

それはもう、

暖かな部落で

賑やかな年末年始になるわけです。

 

 

そんな、親戚たちと、

僕は、2年ぶりくらいにあったので、

いろんな話をしていたのですが、

 

今年、上がった話題で

 

「お米を誰が売るか?引き継ぐか?」

 

みたいな話があがりました。

 

 

 

と言いますのも、

母方の実感の方では

 

昔は、農家や畜産で生計を立てていたのと

本当に田舎で

 

”畑や土地を管理する人がいない”

ということもあり、

 

 

「田んぼ・畑・土地」

 

 

をたくさん持っています。

 

 

ので、

基本的に、お米は、

自家製米で一族全員食べています。

(というのを、僕も昨日初めて知ったのですが、、、笑)

 

 

そして、そのお米を作っているのは、

「叔父」になるのですが、

叔父も60歳を超えてきたのもあるので、

 

「後継者がいなくなったら、

誰がみんなに食わせる米を作るんだ?」

 

という不安を抱くようになったわけです。

 

 

その不安を、

年末年始の席で、叔父が

ぶちまけたことがキッカケで、

 

お米会議スタート!笑

 

 

まず、どうやってお米を作っているのか?

を聞いてみました。

 

詳しい話は割愛して、

分かりやすい「収支」についてまとめると、

 

「田んぼの下準備(肥料の購入・耕運機の燃料など)」

「稲の購入・メンテナンス(外注駆除など)」

 

込みで、大体1年で25万円を、

1年を通して投資するそうです。

 

 

そして、作ったお米、

親戚が食べる分を一年分差し引くと、

だいたい、5トン、

売れる分が残るそうで、

 

それを農協に売って、

大体、20万〜30万になる。

 

とのこと。

 

つまり、ほ赤字状態。

 

 

そんな状態にも関わらず、

叔父は、親戚のために

仕事の合間を縫って、お米を育てて

 

下準備、田植え、手入れ、稲刈り、脱穀

 

まで、全て1人でしていたそうです。

 

 

 

ただ、叔父がすごいなと思ったのは、

 

 

別に、今現在赤字なのは大丈なのだけど、

 

もし、今後、災害とかあって

お店でお米が買えなくなりました。

 

そんな時に、

お前らもお米が自分で作ることができて、

自分たちで食べていけるなら、

心配ないやろ?

 

いつでも帰って来れる場所があるって

そういうことなんだよ。

(生きる基盤が、お金以外にある。ということ)

 

 

だから、

誰か、米づくりを継げ!

 

 

というわけです。笑

 

 

 

そこで、話をふられたのが、

マーケティングを仕事にしている「僕」

だったわけなんですね。

 

 

 

ので、

何を一番問題としているのか?

を聞いてみたら、

 

・後継者問題(誰が継ぐのか?)

 

と言われたのですが、

 

 

確かに、親戚が食べるための米作りだから

手伝い合えば良いけど、それ以上に、

解決しないといけないのが、

 

収支問題。

 

だって、

赤字になると分かっていて

 

苗を買ったり、肥料を買ったりするのに、

20〜30万以上を先出しないといけないわけですから、

 

誰がそれを払うねん?

 

という問題を、親戚同士でクリアしないと

話が先に進まないよね。

 

 

仮に、20万払って、

売上が100万〜200万、上がるとわかれば、

ついで、親戚の分のコメも、休みの日に

頑張って作る。という人も現れそうですが、

 

いかに、つながりが強い、親戚仲間でも

それは難しそうでしたね。

 

 

だって、20万あれば、

1年分のお米は余裕で賄えますからね。

 

 

 

というわけで、

僕からの提案としては、

 

 

・お米農家として生活したい人を

 あつめて、米づくりの年間個別コンサルをする。

 

・畑や田んぼを駆使して、

 生活にお金のいらない集落を作る。

(もちろん、残った野菜、や米は売れるので

 収益は残るし、そういう民宿を作るのもあり。 

 空き家がすごく多いので。)

 

という提案をしたところで、

それ以上の議論をするまもなく

 

時間切れ、

 

となって、

今年の年末は終了となりました。

 

 

今日は、

3時間ほどの議論を、

短かくまとめたので、

 

分かりづらい感じになっていたら

申し訳ないのですが、

 

 

今回のお米会議で僕が感じたことは、

 

「アイデアがあっても

 行動する人がいないと、

 実現しねぇなこりゃ…」

 

といういうことです。笑

 

 

 

話は弾むし、いろんな意見や推測は

それはもう立派なものが出るのですが、

 

全員、「やる前提じゃない」から、

話が前に進まないし、

 

自分の方が物知りだというのを

前面に出したいのか、

 

そこはやらないと分からんよ〜

ということも、議論にはいっていっちゃって

話がどんどん、迷宮へと誘われる・・・笑

 

 

まぁ、でも親戚同士なので、

そんな話をしているのが一番面白かったりは

するので、幸せなのですが^^

 

 

 

今回のお米会議を通して、

森山恭平の村づくり計画

頭の片隅に、生まれました。

 

 

土地も、ノウハウも、全て

親戚が持っていたというね。。笑

 

 

色々できそう。

 

 

 

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