集客に活かせる行動心理学
お客さんがお店に集まってこない原因として、行動心理的にお店を遠ざけてしまっている。というものがあります。一生懸命作った看板、広告物、それに書いてある内容。それらが知らずのうちに、お客さんを遠ざけてしまっているケースです。
もちろんすべての方に、ピッタリ当てはまる内容で有りませんが、集客に活かせる行動心理学を少しご紹介します。
行動心理学
人は、得をするより損をしたくない生き物である。
人間は、得をする選択よりも、損をしない選択を好みます。
例えば、
一枚300円の宝くじがあり、2つの種類があります。
①100人中1人だけ、1億が当たる宝くじと、
②100人中1人に一千万があたり、はずれの人にも1000円が当たる宝くじ。
あなたはどちらを買いますか。
おそらくほとんどの人が、②の宝くじを購入するはずです。
この心理をうまく誘導して、商品やお店をPRすることで、面白いくらい集客率が変化することがあります。
ザイアンス効果
人は、接触頻度が多いものに好意をいだきやすいという心理があります。
その心理のことをザイアンス効果といいます。
こんな話があります。
ある家に、訪問販売の営業マンが訪ねます。
最初、訪ねたときは「うちは大丈夫です。ただ二度と来ないでください」と言われます。
しかしその営業マンは、数日後にまたその家を訪ねます。
すると、「来るなって言ったでしょ??頼むからもう来るな!!」
とお叱りを受けます。
しかしその営業マンは、また数日後におなじ家を訪ねます
すると「お前はふざけてんのか??来るなって言っただろ警察呼ぶぞ!!」
と、とんでもなくお客さんを怒らせてしまいます。
しかし、4度目、再びその家を尋ねると、少し対応が変わります。
「もう、一体どんな話があってそんなに来るの?笑」
と、笑顔を交えながら、話を聞いてくれて、契約までしてしまうのです。
もちろん、人に迷惑をかけるのは良くないことではありますが、
接触頻度を意識して増やすことは、ぜひ心がけてみてください。一度送ったチラシも数回送ることで相手の印象に残ることもあります。印象が残れば、そのうちタイミングが来た時に問い合わせをしてくれるようになるかもしれません。
人は、自分のことにしか興味が無い。
人が、広告やチラシ、発信する情報に興味を持ってくれないのは、「その情報が自分に関係あると思っていないから」です。
逆に、興味のあることは自ら調べたりして、行動するものです。
例えば、車に乗っていて、助手席から外を見ていたとします。基本ぼーっと外を眺めると思いますが、「自分の名字と同じ名前のお店」などがあったら、「おっ!」と思いませんか?
有名ではないお店が2つ並んでいた場合、片方が自分の名前と同じお店なら、なぜか名前が同じお店の方に入りたくなる人は多いものです。
そのように、ターゲットを分析して、興味を持たずにはいられない仕掛けをしてしまうことでも、集客効果を高めることができます。
まとめ。
行動心理をうまく活用することでも、集客効果をたかめることは可能です。
人の心理をしっかり理解して、集客に生かしてみてください。